新60期の裁判官,検察官採用者数が発表されましたね。
新60期の修習修了者の数は別記事でふれたとおりですから
986−59−66−42=986−167=819人
が新60期の修習修了者のうち裁判官にも検察官にもならなかった人の数になります。
先ほど日弁連の会員専用ホームページで調べたところ,60期の弁護士の数は2096人でした。日弁連の12月5日時点での発表では弁護士になった旧60期の人の数は1257人ということでした(司法修習生:弁護士未登録者は17人 例年並み)から,
2096−1257=839人
がそれ以後に弁護士になった60期の人(旧,新合計)の数になります。
旧60期以前の修習生で今年11月の二回試験に合格して修習を終了した人の数は52人(69−17=52)ですから
819+52−839=32人
と,12月5日時点で未登録者となっている17人(前述毎日記事)の合計49人が未登録者ということになります。
日弁連執行部はノキ弁とか新たな雇用形態を喧伝しまくっていましたが(そのような形態自体問題ですが・・),それでもなおこれだけの未登録者が出ているのです。2500名でこのような状態であれば,3000人に増やすことは無謀なことは明らかではないでしょうか。
年間3000人という法曹人口激増政策は直ちに見直すべきでしょう。
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