「理想的」=最適合の評価を受ける法科大学院とは
2008-04-07


同財団の評価報告書によると、愛知大は「法務総合演習」など必修の4科目の授業で、試験形式での答案作成と講評を毎回繰り返しており、その大部分が新司法試験に類似した出題形式だった。これについて報告書は「答案作成の技法指導に著しく偏っているのは重大な問題」と結論づけている。

新司法試験に類似した出題形式の演習を避けるのがよい法科大学院なんですね。新司法試験の出題形式は法曹としての素養を見るのに適していないと言っているようにも見えますが。

まとめると,

募集に当たっては法律知識についてまっさらな状態の学生を前提とした上で(3年で必要な法律知識が身につくということなので素晴らしい教育をしてくれるのかも知れません。)

授業で教わる知識量は少なくなってもよいから少人数での双方向の授業を行い,

1度試験に落ちた科目は再度まるまる受講し直さないと単位を取得できず,

新司法試験対策の演習を行わないことはもちろん,類似の出題形式での演習も行わない

という法科大学院が理想の法科大学院のようです。

みなさん,そんな法科大学院,行きたいと思います?


戻る
[「司法改革」]
[法曹養成制度]

コメント(全3件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット